生い立ち

昭和55年男 社会人になる

2003年4月。

就職氷河期と呼ばれる時期の最後あたりでしたが

無事に現在の職場に就職することができました。

もちろん第一志望ではありませんでしたが(笑)

 

勤め先は実家から車で約30分ほどのところにある専門店。

上場している企業です。

現場は大学時代に飲食やコンビニでアルバイトをしていたので問題なく普通に接客していましたが、

所詮はアルバイト。

お客様の話を聞いて、ご要望に沿った商品を案内するのは本当にしんどかったです。

中には、話の通用しない、どうしようもないお客とも呼べないような輩や

ただただ私の困る顔が見たいだけの野郎だとか、傲慢の塊のような奴までいました。

今でもちょいちょい出会いますが(笑)

今と違い、いっぱいいっぱいで対応してました。

 

私の勤めている会社も、現場に出る前に集合研修がありました。

中途採用の人間には今も(昔も)集合研修なんてないのですが、

新卒だったので3月に1週間ほど泊まりで、

1週間ほど日帰りで行いました。

研修のなかで、持株会なるものに出会いました。

給料の一部を積み立ての要領で、自社の株を購入していこうというものです。

ストック・オプションではなかったので、あまり興味があったわけではなかったですが、

せっかくだしな。と月に5000円ほど購入していきました。

この持株会制度が私の中での第二次株式投資ブームを起こすことになります。

 

※野村證券HPより

勤め始めて二年半。

我社で事件が起きます。

悪いことではありません。

突然株価が上昇を始めたのです。

それまでの二年間、ずっと同じような価格で推移していたのに週を追うごとに価格が上がっていくのです。

知り合いからなんで株があがっているのか?と何度も聞かれました。

理由はわかりません。

おそらく、機関投資家が購入していたのではないでしょうか?

勤め始めて2年9ヶ月。

積立てた金額約150,000円が450,000円に化けました。

即、換金です。

一人暮らしを始めたので家具・家電を買い揃えました。

一人暮らしにしては本当に家電が充実してました。

新婚の人たちが買うような家電品が一人暮らしの男の部屋に並んでました。

それから、約1ヶ月。ライブドア・ショックが起きたのです。

私が売り抜けたタイミングがピークでした。

以降、その株価を超えることはありませんでした。

最高のタイミングだったわけです。