総額4700万円を使ってアパートを1棟買いました。
使った自己資金は700万円でした。
足りない分はもちろん借金です。4000万円でした。
もちろん恐ろしかったです。印鑑を押したあの瞬間の緊張感はやっぱり忘れられません。
あの日不動産投資会社に連絡して訪問日が確定したところで、
セミナーの内容をどうやって隠して話を進めていくか考えていました。
友人から見せてもらったセミナーの動画は、とある塾の限定動画だったのです。
しかし、動画の内容に触れずに話を進めていくことは、ほとんど不可能だとわかっていました。
『どのようにして当社のことを知りましたか?』なんて質問頂いてしまうと一発アウトですもんね。それ以上に私は動画をビデオならテープが伸びてしまうほど見ていましたから
それならば。とそこの社長が書いた本を買いました。
読み進めてわかったことは、セミナーの内容そのままだな!ということでした。
よかった。と安堵したことは言うまでもありません。
この本を死ぬほど読み込んできましたと答えれば大丈夫。
セミナー動画で話していない内容がないか、チェックして訪問です。
訪問して担当のしてくれたのは若くて素敵な女性の方でした。
正直、若すぎないか?と思いました。自分では必死に勉強して勉強して訪問しているわけだから、そのレベルに対応できないのであれば、話にならないぞ。と思ったのです。
一通り質問をされ、不動産投資を始めたいと思っていることを話すと
『どのようにして当社を知りましたか?なぜ当社の話を聞こうとおもったのですか?』
と、予想していた内容の質問がきました。
【不動産投資を考えていると友人に話したところ、御社の本を紹介された。読んでみたら、自分の疑問点が全て書いてあり、納得しておそらく5回は読み返した。ここしかないと思っていたら地元だったのでなお確信した。】と答えました。
すると担当者のかたは、困ったような顔をして
『では、今日のところはここまでしましょうか。』と言いました。
【なんですと?】というような顔をしたと思います。
続けて
『次回、社長を同席させます。そこまで当社のことをご存知でしたら直接質問したいこともおありでしょう?』
見透かされたのでしょうか、慣れているのでしょうか?
次回の訪問を約束し、銀行の担当者とも話しておきますよ。言われ退社。
翌週に再び訪問。
担当してくれた美人さんと社長登場!!ちょっとした世間話をして早速物件を見に行くことになりました。
実際に買う物件ではなく、会社で扱っている物件をです。
賃貸を検討しているお客様に実際の物件をいつでも見みせるように一部屋オーナーから会社が常に借りているそうです。そうすることで、退去予定の部屋でもイメージを掴んでもらえるので空室の期間が少なくなるのだとか。
なるほどなるほど。とても素晴らしい間取りの部屋でした。自分が借りて住んでもいいと思える物件です。20分ほど内覧をして、社長とのセッション?疑問点・不安点などを片っぱしから質問しました。
社長はすべて丁寧に、詰まることなく答えてくれました。
そうだよね。みんな同じような悩み・不安点を抱えていますよ。と言わんばかりのきれいな切り返しトーク。そうか、やっぱり初めてのときは同じように悩むのだな。と納得し、実際の物件を紹介されました。
金額をみて、やっぱり引きました。
8000万円、6500万円、7700万円。
億超えすることはありませんでしたが、高級マンションくらいの値段が書いてありました。この借金を背負うのか・・・。社長はああ言っていたが、本当に大丈夫なのか、何かあったらどうしたものか・・・。
考えていると、担当者のお姉さんがもう一つ物件を提出してきました。
4700万円。
飛びついたことは言うまでもありませんでした。