2011年5月。
中学校時代の友人から電話がありました(笑)
3.11の衝撃もいくらか落ち着き、原発事故のニュースを見ても知らない不安を抱えることもなくなってきた頃でした。
『転売王』と呼ばれる人物のセミナーがあるというのです。なんと王様の講義を受けることができるから、一緒に受講しようというのです。
友人はAmazonでの転売を考えているので、なんならお前も一緒にやるべ。という考えだったようです。
このセミナーがきっかけでAmazonでの転売をやってみることになるのですが、正直この講義?講習自体は私にとって何も役に立たない無駄な時間でした。
私自身があまりにも転売のことを知らなさすぎて、話している単語がまったくわからないのでした。セラーとか、今度Amazonの倉庫が九州にできるとか何を言っているかわからなかったのです。
それ自体は私の知識不足がいけないので、相手方に文句を言うつもりはまったくないのですが、話の中で説明を省略するために『本日の方々は詳しい方ばかりなので・・・』と10人ほどの参加者しかいないのに私の存在を消しやがったのです。
『ご存知ない方もいらっしゃるようですが、』と話していくのであれば、引っかかることもなかったのでしょうが、『詳しい・・・』と話していくのは納得できませんでした。
最終的には私は講師の方を【王様】と呼んでました。
講習終了後、友人にAmazonせどりのなんたるか、Amazonで販売側にまわるためにはどうすればよいか説明を聞き、自分で本を買い勉強しました。
王様が言っていた内容はわかるほどになるといざ実践。
家電量販店や古本屋を回り、商品を仕入れAmazonで販売。
仕事が終わってからでは立ち寄れる店も限られるのでなかなか売上もたたず、ネタを考えていました。なんと商品を輸入して販売すれば競合も少なくなり、売上・粗利が取れるぞ!となり、中国サイトで商品を探し輸入してこれまたAmazonで販売。
しかし、中国からの仕入は同じ商品の紹介でも店によってクオリティーが全く違うではありませんか。正直いい商店と商品を探すのは現地にでも行かないと無理だと結論を出し、約半年で中国輸入を終了。同時に約2年間でAmazonでのせどり・販売を終了させたのでした。